報道によれば、平成に入ってから新幹線初の270キロ運転を実施して、それまでの「ひかり」「こだま」を超える列車として「のぞみ」として華々しくデビューした東海道山陽新幹線300系電車が来年12月を目途に東海道・山陽新幹線から引退することが分かった。
すでに、初代0系が引退し、100系も2011年度内に引退する予定となっている。
0系や100系が改造などで短編成化され、山陽新幹線のローカル「こだま」として余命を伸ばしたのに対し、300系は最後まで東海道・山陽新幹線を16両編成のまま運用されてきたが、700系やN700系よりも足の遅い300系は「ひかり」「こだま」の運用が主となってしまった。
個人的には、今日現在最後に乗った東海道新幹線が300系なのだが、100系信者としては300系は早くなくなってしまえというのがホンネである。初めて300系に乗ったときの印象が113系から211系に乗った感じといえば鉄道ファンなら分かると思うが、車体の軽量化を進めたため、乗り心地がよくなかったのと、初期の300系で特に大きかったモーターの高周波音(インバーター音だと思う)が気になりあまり乗りたいと思う車両ではなかった。
また、500系~N700系までは、東海道新幹線に乗る機会がなく乗っていないのでなんともいえないが・・・乗り心地はともかく料金が高いのに乗っている時間が短いのは「嫌い」なので。
そんなわけで、300系の引退を惜しむ方もいるかもしれないが、個人的には新幹線で一番乗り心地の良かった100系の引退のほうがはるかに寂しいと思っている。