テレビの地デジ化とともにアンプやスピーカーなど音声がらみのグレードアップを進めてきましたが、メインシステムとサブシステムがほぼ固まったので、余剰のオーディオ機器にて第3のシステムを構築すべく、余剰の機器を生かすために近くのリサイクルショップにて中古のアンプとスピーカーを購入して来ました。
アンプはオンキョーのA-812EXという定価4万円の入門機ですが、CDダイレクト入力や50Hz以下をブーストするツインターボ回路など基本的にはしっかりとした設計のようでしたので、「音出ました」の張り紙を信じて1980円にてゲット。
そしてスピーカーをどうするか色々と考えましたが、大きさ的に設置できるギリギリの大きさということで、1980年代のソニーシステムコンポに付いていたSS-V515AVというスピーカーを500円にてゲットしました。
しかし、期待以上に音の良かったオンキョーのアンプに比べて、このソニーのスピーカーは本当に世界のソニーが作った製品かと疑いたくなるような品物でした。
スピーカーのサランネットを外して軽く掃除をしようとしたらな・な・なんとネットと共にプラスチック製の「前張り」まではがれてしまいました。3ウェイの精悍な姿をしていたのにネットを外したら真っ裸の姿に・・・こんなスピーカー今まで見たことありませんよ。
その昔車のCMで「名ばかりのGTは道を空ける」というキャッチコピーがありましたが、貧弱で低コストのスピーカーにプラスチックのカバーを付けていかにも金がかかった高級なスピーカーを使ってますよ。と言わんばかりの厚化粧というか「詐欺まがい」といわれてもしょうがないようなこのスピーカー皆さんはどう思われますか。
さすがに音はちゃんと鳴りますので、スピーカーとしての機能は果たしていますが、当時のシスコンが見かけ重視でキラキラ光るFL管のメーターやイルミネーション華やかな時代の製品だったので、一番価格の低い製品には中身になかなか金がかけられず、貧弱に見えるパーツをプラスチックの衣装でごまかすしかなかったのでしょう。当時はこれでも許されたのでしょうが、今だったら大変なことになっていたのではないかと心配しちゃいました。
★余剰の機器で組み上げたオーディオ(全体)
★問題のソニー製スピーカー「SS-V515AV」。
見かけは重厚なダイキャスト製のスピーカーを使っているように見えますが。
★サランネットを外した無残な姿
安いスピーカーがその姿を現しました。音はちゃんと出ますが・・・ちょっぴり「とほほ」な感じです。
★取り外したサランネット(プラスチック製化粧板付き)の表と裏面
天下のソニーがこんなことをしていたとは、モノマネ製品を大量生産している某国を笑えませんね。