昨日のCF-1560に続き、本日紹介するSONYのラジカセCFM-11「ミュージカン」は1981年6月にステレオ対応のCFS-11Pとともに発売されたラジカセです。
これまでのラジカセのデザインを一変させた縦長の直方体スタイルで、小型のスピーカーユニットにラジカセが内蔵されたようなスタイルで登場しました。
実は、我が家にも近くのSONYショップで購入した物がありましたが、いつの間にか、どこか(誰か?)に行ってしまいました。誰かに譲ったのか、母親が粗大ごみとして処分したのかは不明です。
今回は、某オークションで2台の「ミュージカン」をジャンクで仕入れました。
今回は、某オークションで2台の「ミュージカン」をジャンクで仕入れました。
★SONY CFM-11の1号機。初期タイプの赤色。このほかシルーバーがあった。
ステレオ対応のCFS-11Pでは、ヘッドホン端子が2つあり、同時に2人でカセットとラジオを別々ら聴くことも可能だったらしいです。
ラジカセのデザインとしては奇抜でしたが、本来のスピーカーのユニットに近いレイアウトと内部の容積を確保できたので、音質はこのクラスの中ではとてもよいものとなっていると思います。
モノラル仕様のCFM-11は同じ年の10月にマイナーチェンジを受けて「MarkⅡ」に進化しています。
初期型との違いは本体の右側面にミキシングマイクの端子とレベル調整用のボリュームが追加された点です。
このラジカセのデザインについては開発元のSONYも自信があるらしく、自社の過去の製品のデザインを紹介するホームページにも登場しています。
< 参 考 >
SONYプロダクツデザインのHPにCFS-11PとともにCFM-11が掲載されています。
http://www.sony.co.jp/Fun/design/history/product/1980/cfm-11.html
http://www.sony.co.jp/Fun/design/history/product/1980/cfm-11.html
★1号機のラジオの周波数スケールのアクリルに割れが。
我が家にやってきた赤い1号機(初期型)はカセットホルダーやラジオのスケールなどのプラスチックパーツが破損しており、アンテナも別物になっていました。
★カセットのフタのギア部分が折れて破損している。
★アンテナはオリジナルを折ってしまったのか、別物が付けられていた。
※次回は、2号機(シルバーの後期型)の紹介とこの2台を使って完動品をレストアする経過をご紹介します。
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