2013年06月

 昨日は、茨城県の南東の突端にある神栖市へ出張して来ました。
 神栖市はJリーグ鹿島アントラーズのお膝元である住友金属鹿島製鉄所がある街です。
 砂丘ピーマンやお正月に飾る千両・万両の木で有名な旧波崎町と合併して神栖市となりました。
 この神栖市波崎地区の神善寺というお寺の境内に樹齢1000年を超えるタブの木(タブノキ(椨)はクスノキ科タブノキ属の常緑高木で、イヌグス・タマグス・ヤマグスとも称される。)があると聞いて脚を伸ばしました。
 
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★以下、神栖市のHPより抜粋
 ※茨城県の天然記念物 大タブ
  1056年、後冷泉天皇の時代に建立された神善寺境内に、大きな枝を四方に伸ばし、根元に大きな瘤を抱えた大木があります。樹齢は推定1,000年以上といわれ、県の天然記念物に指定されています。
  さらに新日本名木100選にも選ばれていて、舎利地域の象徴として、今も地域の皆さんに親しまれています。
  この地を訪れると、木を見守るように置かれた60体余りの石仏が人の目を引きます。
  住職の中山照仁さんによると、石仏はタブの木を思う地域の皆さんが善意で寄進してくれた物で、紅白の襷や毛糸で編んだ帽子を付けてくれる方もいるそうです。
  その昔、この木のおかげで、地域全体が大きな火災から免れたと言い伝えられ、今も寺では「火伏せの護摩」をたき、家内安全の祈願をする習わしが続いています。
 
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 2泊3日の台湾出張もいよいよ最終日を迎えました。
 台北市内のホテルでは、朝食を予約していなかったので、吉野家で牛丼を食べましたが、ここ烏来温泉のホテルでは、周囲に飲食店らしきものは無いので、ホテルでの朝食となりました。
 テーブルには、朝粥と胡瓜の漬物(キューちゃんのような味)、ピーナッツ、細かく切られた油揚げの煮付け(お稲荷さんの皮のような味付け)そして目玉焼きが並びます。
 飲み物は、コーヒー、紅茶、牛乳とジュースが自由に飲めました。
 また、薄いトースト用のパンがありトースターで焼いて食べられるようになっていました。
 品数は少ないですが、2人で食べるには十分すぎる量です。
 
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 烏来のホテルからMRT(地下鉄)の最寄り駅がある新店市までタクシーをチャーターして向かいました。
 トロッコ列車とバスを乗り継いでもいけましたが、タクシーだと所要時間を30分ほど短縮できます。
 烏来~新店までのタクシー料金は協定価格があると聞いていましたが、私たちの乗ったタクシーもこの協定価格の600元(約1800円)でした。
 日本のタクシーならこの間の距離は5000円以上かかると思いますので、タクシーの価格もリーズナブルですね。
 新店の駅からMRTに乗って、台北の中心街中山駅で下車、社長が初日の夜に依頼していた、ハンコをお店に取りに行き、その足で台北中央駅にあるバスターミナルへ・・・
 途中中山地区の交差点で、最近出来たという台北のホテルオークラを発見し、撮影しました。
 
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 台北駅のバスターミナルから1時間弱で台北桃園国際空港に到着しました。
 航空会社の自動チェックイン機にてボーディングパスを受け取り、出国審査の後、空港内の免税店でお土産を購入して、帰りの飛行機(チャイナエアライン18便B747-400)の待つD4ゲートへ向かいます。
 このジャンボは、台北から成田経由でハワイのホノルルまで行く便で、成田までの乗客はほぼ満席でした。
 
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 帰りの機内食は、豚肉の炒め物が乗ったご飯とサラダ、フルーツ、パンとパイナップルのお菓子でした。
 
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 帰りの飛行機は偏西風の影響で行きよりも少し早く到着します。
 成田上空は厚い雨雲に覆われていましたが、高度が下がると利根川と思われる川と田んぼや街並みが窓から見えてきました。
 ほぼ定刻で成田空港に着陸し、今回の出張も無事に終わりました。
 初めての海外でしたが、台湾では特に言葉の問題や風俗習慣についても特に注意することもなく、安全に行くことが出来ました。
 また、某国のような日本との政治的な問題や領土問題も無い台湾は真の親日国であり、初めての海外旅行には最適の場所ではないでしょうか。
 近年制定された、禁煙法により、公共の場所やホテル内や飲食店内など喫煙場所以外では全て禁煙という社長のようなヘビースモーカーにとっては地獄のような制度がありますが、タバコを吸わない方やちゃんと禁煙が出来る方ならとても楽しい旅が出来ると思います。
 また、大都市の市街地では自動車以上にバイク・スクーターに注意して交通事故のないように気をつけましょう。(台湾の方もこの点については日本がうらやましいと言っていました。)
 
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 初めての海外出張も烏来温泉のトロッコ列車、烏来台車に乗車して2日目の宿泊先烏来温泉のナルワン温泉リゾートホテルに到着しました。
 
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 このホテルは、烏来台車の瀑布駅から烏来瀑布の上まで行くことができる雲仙ロープウエー乗り場の近くにあります。
 ホテルの柱にはトーテムポールのような彫刻がされていますが、これはこの地区に住んでいた原住民をイメージしたものらしく、近くのステージでは、時間ごとに原住民族の踊りなどのパフォーマンスが行われているようです。残念ながら我々が到着した時間にはこの踊りのパフォーマンスは終わっていました。
 今回は、このロープウエーには乗りませんでしたが、山頂ではレストランや遊戯施設があるということです。
 日本では、滝の真上にロープウエーの駅を作ることすら景観上の問題などで無理だと思いますが、台湾ではお国柄なのかこのような施設が作られています。
 
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 ここ烏来温泉でのもう一つの目的として、ホテルから少し山を登ったところにある太平洋戦争末期、台湾原住民により編成された日本軍の部隊「高砂義勇隊」の慰霊碑を訪ねました。
 
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 この慰霊碑は、台湾の原住民族高砂族の軍属の方々を慰霊する施設ですが、政治的な紆余曲折を経て現在の場所に落ち着いたということです。
 この場所からは山の反対側にある烏来の滝がよく見える場所ですので、滝の見学をしたときには是非おまいりしてもらいたい場所です。
 この場で社長とともにお線香を焚いておまいりさせていただきました。
 
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 いよいよ、台湾最後の夜と帰国までの様子は、次回の最終回で・・・
 
★ 次回へ続く ★
 
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 はじめての海外出張台湾編も折り返し点に差しかかりました。
 2日目の国立台湾大学の視察を終えて、MRT公館駅近くのバス乗り場から温泉街のある烏来を目指します。
 台北市内はバス路線が充実していてものすごい数の系統のバスがひっきりなしに走っています。
 バス停も小さなものから巨大なターミナルまでさまざまですが、ここの公館では広島市電の電停のような道路の真ん中にプラットホームがあり電光掲示板に次に来るバスの行先や到着までの時間が掲示されています。
 849系統の新店バス会社のバスに乗り、約1時間半で台湾の箱根といわれる温泉街「烏来(ウーライ)」に到着しました。
 
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 烏来のバスターミナルから老街といわれる街並みを歩きトロッコ列車の乗り場を目指します。
 この街並みはさながら日本の温泉街のお土産屋が並んでいる風景とソックリでした。
 まだ昼食を食べていなかったので、この商店街にあった食堂で昼食をとることにしました。
 
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 とりあえず、日本でも食べられている「炒麺(焼きそば)」と山菜の炒め物そしてこのあたりで採れた川海老と小魚のから揚げを食べました。
 やっぱり味付けはうす味でしたが思ったほど脂っこくなく、そこそこ食べられました。
 この食堂でもテーブルにはコショウや醤油などは置かれていないので、味の微調整は無理と考えた方が良いですね。
 
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 お腹一杯になったところで、烏来台車の乗り場を目指して街中を歩きます。
 途中に橋がありそこから右手の川沿いの建物の看板を見て思わず失笑してしまいました。
 堂々と「伊豆温泉」と書かれていました。実はバスターミナルの手前には「箱根温泉旅館」の看板も見ました。
 まさに日本の伊豆・箱根をイメージした温泉街なのだと実感しました。
 ということは、烏来台車は箱根登山鉄道をイメージしたものなのか???
 
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 橋を渡って、しばらく階段を昇った高台に烏来台車の駅があります。
 窓口で一人片道50元(日本円で約150円)を支払い、キップをもらって乗車します。
 終点の瀑布駅までは1.6kmのミニトリップです。
 
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 先頭車はエンジンつきのトロッコでその後ろに3両のトロッコが連結されています。
 発車してしばらくすると、車両基地が見えてきました。
 
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  車両基地を過ぎると進行方向左手の視界が開けて遠くに烏来の滝とロープウエーが見えてきました。
 
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 瀑布駅に到着する直前、急に右にカーブしてトンネルに突入します。
 まるで某ランドのアトラクションの気分を味わえます。
 トンネル内で方向転換した列車は無事に瀑布駅のホームに到着しました。
 
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 駅のホームには人力で台車を押していた頃の壁画が書かれていました。
 
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 日本から2000km以上はなれたこの地でこんな鉄道に乗れるとは思ってもみませんでした。
 台湾新幹線もいいですが、こんなローカルな鉄道も味があります。
 
 
★ 次回へ続く ★
 
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 台湾出張2日目の朝を迎えました。
 昨日は、ほとんどの時間を飛行機やバスでの移動時間に費やしていたので、実質は2日目と3日目の午前中が行動時間となります。
 まずは、今回の目的の一つ、台北市内のMRT(地下鉄)中山駅から東に伸びる南京路沿いにある森林公園にある第7代台湾総督・明石元二郎の埋葬された場所を尋ねました。
 明石元二郎総督は、1年半ほどの短い任期中に教育制度の改革や水力発電事業の開発、司法制度改革などを精力的に行い、台湾の近代化や日本人と台湾人との格差是正を進め、現在でも彼の偉業をたたえている台湾の方が多くいるそうです。
 第二次大戦後の混乱で、明石総督の墓地はスラム街と化してしまっていましたが、1994年に国民党政権から他の政党に政権が移り、この地を公園と整理するとともに、1991年には台湾の方々の厚意により、この場所から台湾海峡を望む三芝郷店子村の教会の墓地に埋葬されたということです。
 今回は時間の都合もあり、台北市内の墓地跡にて同行した社長とともにお線香を焚いてお参りして来ました。
 
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 明石元二郎総督の墓跡をお参りした後、市内を散歩しながら朝食をする場所を探しましたが、近くに適当な店を発見できず、牛丼の吉野家で朝から牛丼を食べることにしました。
 店の看板などは日本と同じですが、牛丼以外の商品は日本とはまったく別物でビックリします。
 台湾風にアレンジされた商品が多く、街中の屋台などでも似たような食べ物が売られているのを見ました。
 私たちは迷わず、牛丼の並(台湾では中サイズ)を注文して食べましたが、日本の牛丼よりうす味でさっぱりした印象で、つゆはほとんどご飯にかかっていない状態でした。(つゆだくが注文できるかどうかは不明です。)
 
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★台北市内の吉野家の店内、カウンターの上には日本にはないメニューが・・・
 
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★日本と同じ器ですが、中身はうす味でつゆは少ないです。
 
 吉野家で朝食を済ませた後は、一度ホテルに戻って荷物をまとめ、台湾の地下鉄MRT(新交通システム)にて本日2ヶ所目の訪問地、国立台湾大学へ移動しました。
 地下鉄の写真を撮り忘れてしまいましたが、ネットで検索すると写真が見られます。
 車内はとても綺麗で、ホーム(現地では月台という)にはあと何分で電車が来るかの表示がありました。
 台湾の方は私以上にせっかちな方が多いようで、道路の交差点の信号にはあと何秒で信号が青から赤に変るという表示がされていましたが、急いでいる人は結構信号無視して渡ってしまっていました。
 バイクが多い台湾では信号が青でも慎重に道路を渡らないと危険ですからご注意を!
 
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 ここ国立台湾大学は、日本が日清戦争以降台湾を統治していた時代に設立され、東京大学や京都大学などと同様に当時の「帝大」として設立され、戦後は台湾国立大学となりました。
 私たちが訪れた時は、ちょうど第101年度卒業式の前日でキャンパス内では台湾大学の学生服?を着た卒業生たちがあちこちで記念撮影をしていました。
 
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 構内は綺麗に整備され、中央のメインストリートには大きな椰子の木の並木道があり、南国ムードたっぷりです。また、日本が統治していた時代の古い建築物が多く残っており、建築的な価値もあるので必見です。
 
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 構内には、台湾大学の歴史を展示した「校史館」という歴史観があり、ここでは台湾大学のロゴ入りの手帳や鉛筆なども販売されていて、手軽なお土産としても良いかもしれません。
 
 ここからは、いよいよ今回の旅のクライマックス、烏来温泉と烏来台車(トロッコ列車)へと向かいます。
 
★★ 次回に続く ★★
 
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