先日入線したモデモ製キハ30・35の試運転を兼ねて、土浦の「いこい」にて非電化ローカル線の主役キハ3兄弟の運転をしてきました。
 まずは、旧国鉄の無煙化促進のため、ディーゼルエンジンに液体変速機を備え、ボディを極力軽量化したキハ10系気動車の居住性を大幅に改善し、北海道から九州まで全国で活躍したキハ20・25系。KATO製の古い車両で、前照灯も室内灯も付けられない仕様ですが、私がNゲージを始めた頃はモーターつきのキハ20が1両あれば立派な鉄道模型でした。
 凸型のダイキャストにモーターとシャフトそしてウォームギアを組み合わせた堅実な走りは現在も頼もしい走りです。ただ、音がうるさいのは我慢我慢。
 キハ20・25系は地方の非電化ローカル線で活躍していましたが、都心や地方の大都市近郊で活躍したのは、独特な外釣り式3ドア仕様で、一見中央線や山手線の電車のように見えたキハ30・35系です。
 モデモの動力なので走りは心配していましたが、さすがに30年選手のキハ20系よりはスムーズな走りを見せてくれました。
 そして、地方のローカル線の近代化(ワンマン化)に活躍し、一部の車両はJR化後も未だに現役で走るキハ40系KATOのフライホイール無しの仕様ながら3兄弟の中では一番スムーズな走りをしてくれました。
 外装の塗装こそ朱色一色の首都圏色で味気ない気もしますが、3兄弟が並んだ姿は現在のスリムで軽快な気動車と違った重厚感があって落ち着きますね。
1.キハ20系、30系、40系の揃い踏み
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2.正面からのショット
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3.前面強化板で独特な顔つきのキハ30系
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