最近はめっきりフイルムカメラも見かけなくなってしまった昨今ですが、今年の米国アカデミー賞にて日本のフジフイルムが科学技術賞を受賞したと言うニュースを見た。
しかも今の映画界ではほとんどがデジタル化されて映画館に配信されているにもかかわらず、受賞したのはフジフイルムが開発した画像の長期保存用の「フイルム」だと言うのが「ミソ」。
私たちの生活にも浸透して現像もいらずにその場で撮影した画像が確認でき何かと便利な画像のデジタル化。
写真に限らず、映画や昨年は日本のテレビ放送も地上波とBS共にデジタル化されてしまった。
今さらアナログの「フイルム」がなぜ科学技術賞なるものを受賞したのか。

実は、デジタル化されたデータを保存する場合、保存したメディアの劣化や再生するハードディスクの急速なモデルチェンジにより、保存された映像情報を再生できなくなるリスクが伴い、万能ではないそうなのだ。
確かに、ウインドウズ95を使っていた頃はデータの保存はフロッピーディスクが主体だったが今発売されているパソコンにはFDドライブなど付いていないし、今では生産もしていないようだ。
CDもDVDになり今はブルーレイと言うように上位互換は保っているが、昔保存したCD-Rのデータも保存状態が悪かったり直射日光に長時間当てていたりするとデータが読めないこともある。
そんな中で、「映画」という「文化遺産」を長期にわたって保存し、後世に伝えていくには「ローテク」と思われていたフイルムでの保存(モノクロ銀塩)が一番良いというのが結論だったらしい。
しかも今回の受賞に値する技術は、カラー画像の3色分解(セパレーション)を行い、安定した黒白画像(銀像)として記録するためのアーカイブ用フィルムで、レーザー露光によるデジタルレコーディングに特性を最適化し、優れた写真性能(シャープネス・粒状性など)を実現するとともに、黒白ネガ現像・ポジ現像のどちらにも優れた処理安定性を有しているという。理論的には500年の保存が可能と言うからすごい。
コダックなき後、世界の映像界を支えていくのは日本の技術力になりそうだ。
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