JR東日本の駅コンビニといえば、東日本リテーリング(旧東日本キオスク)のニューデイズですが、先日とある駅のニューデイズにてちょっとイイ場面に遭遇しました。

とはいっても、「それって、普通じゃないか」とか「常識だよ」と言われてしまうかもしれませんが、私なりに「ホッ」とした光景だったので、書かせていただきます。
とある朝のとある駅にて、私はエキナカにあるニューデイズでタバコを買おうとしてレジに並びました。
すると私のひとつ前に立っていた青年(予備校生風の青年だった)がレジにて「○○番のマイルドセブン1つ」とベテランと思しき店員さんに言いました。
一旦はタバコを手にとった店員さんですが、青年のことを良く見て「失礼ですが、運転免許証か健康保険証などの身分証をお持ちですか」と青年に聞きました。
この時、私は「こんなところで揉めないでくれよ。こっちも急いでいるんだから」と心の中で思っていました。 (青年が逆切れしたりしたら長引きそうだったので・・・)
ところが、青年は「今は持っていないので結構です」と言って店を出て行きました。
店員さんも「申し訳ありません」となだめるように青年に声を掛けました。
何気ない日常の風景ですが、一部のコンビニでは未成年者と思しき客でも売上第一なのかはたまた余計なトラブルを避けたいためか年齢確認もせずにタバコを売っている光景をたくさん見てきた私としては、初めてこのようなやり取りを見て「ググット」きたのです。
当然ベテランの店員さんからすれば規則だから確認したんだろうと言う人もいると思いますが、青年と店員さんの年の差を考えるとちょうど母親と息子ぐらいになるように見えたので、何となく母親が息子に「まだタバコは早いんじゃないの」という感じで「身分証の提示を求めた」ように感じました。
青年のその後の対応もまるで母親に諭されているように素直に引き下がったところもそう思わせる一つの要因だったのでしょう。
これが若いアルバイトの店員さんで、もう少し青年のほうも反抗的だったら、こんなに素直に納得してくれるとは思えなかったのではと考えてしまいました。
未成年者の喫煙防止のため自動販売機には「タスポ」というカードが必要になり、町のタバコ屋さんは廃業が続いているようですが、喫煙者が減る中コンビニがタバコの販売を伸ばした背景には一部年齢確認をせずに販売していた物もあったのではないかと想像してしまいます。
そんな中でニューデイズの店員さんの対応には当たり前のことが当たり前でなくなってきている現代の風潮に一石を投じることのように感じました。
決して大げさなことではなくちょっとしたことの積み重ねが世の中の常識を変えてしまう危険性があるからこそこのようなちょっとした配慮が大切なのではないかと考えさせられました。
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