昨日は、笠間市の先輩宅にてカセットデッキでの録音方法の手ほどきをしてきた帰り、いつもの某リサイクルショップにふらっと立ち寄ってみました。
ジャンクコーナーには新たに仕入れられたと思しきジャンクな機器たちが待っていました。
その中で見た目は結構綺麗なのに「CD読み込み不能\500」と書かれたジャンク品SONY CDP-710を発見。
早速、テストコーナーで電源をつなげてスイッチオン。イジェクトボタンを押してトレイを出してみると何もしていないのにすぐにトレイが戻ってしまいます。
さては、トレイの開閉を判断しているセンサースイッチあたりが怪しいので読込不能とされていたのかと判断し、速攻でゲットして来ました。
★家に帰ってまずは開腹されたCDP-710

家に帰ってまずは開腹・・・電源を入れてトレイを出しここで一旦電源を切ってトレイが出たままの状態にしてトレイ周辺の調査です。
特にグリスの固着や前のオーナーが分解したような痕跡も無く原因を探るために、テスト用のCDをトレイに乗せて再び電源を入れてみます。
するとトレイが収納され、完全に閉まった時にバネの力でCDを上から押えるアームが降りてきません。
手で補助してみるとアームが挟みこんでしばらくするとモーターが回転しTCOを読み込み始めました。
★トレイが閉まってもアームが降りてこないためその後の作動が止まってしまうことが判明

これで読込不能の原因が分かりましたが、なぜアームが降りてこないのかに着目。以前ネットでこのアームを吊り上げているバネが異常に強すぎて、トレイが収納された時にアームを下ろそうとする力では降りてこない固体があってバネを若干伸ばして定数を下げてアームが降りて来易いように修理した事例を思い出しました。
そこでトレイの端っこに取り付けられたバネを点検してみると何やらフエルト製のテープで封印されたような痕があるのを発見、本体の後ろに一度メーカーの修理をしたシールが貼られていたのですが、その修理箇所がこのバネの部分だったようです。
★アームの根元にあるバネ。修理した痕封印されたような痕が

そこで強すぎるバネ定数を下げるため、この封印を取り去り、バネをドライバーで引っ掛けて少し伸ばしていきました。あまり伸ばしすぎてしまうと今度はアームが持ち上がらなくなってしまうので少しずつテストしながらの作業となりました。
★強すぎるバネを封印を解いて少し伸ばして定数を下げる。

これを数回繰り返すと、トレイが収納された次点でアームが自動的に降りてきてCDが回転するという一連の流れが復活しました。
最後にピックアップの掃除をして、他の古い機種だとなかなか読み込み出来ないCD-Rのテスト用ディスクを入れてみたところすばやく読込完了し、再生も綺麗に出来ました。
★アームのバネと、ピックアップの清掃で最強マシンに生まれ変わる。

また、曲のサーチもリニア方式なのですばやく、私が所有する一連のオーバーサンプリング機の中ではもっとも綺麗な状態でレーザーの読取も強力な機種となりました。
ついでに基盤の写真を1枚・・・D/Aコンバータだと思われますが、T.I.社のバーブラウンPCM-56Pというチップが使用されていました。
★このCDPに使われているバーブラウンのPCM-56Pチップ

最後に音ですが、2倍オーバーサンプリング機でノイズフィルターが使われているのですが、まだまだ非オーバーサンプリング機同様の迫力のある音が出ていて満足しています。
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