本日ご紹介するのは久しぶりにカメラです。
今までフィルムカメラを中心にご紹介して来ましたが、本日はデジタルカメラです。
普通のデジカメなど紹介しても面白くないので、黎明期のデジカメをご紹介します。
トップバッターはカメラ界の雄「日本光学」ニコンが1996年頃に発売したクールピクス100というデジカメです。
★ニコンが一般向けのデジカメブランドとして発売したクールピクス100

1995年に「ウインドウズ95」が発売されて以来、わが国でもパソコンの普及が急速に進み、会社などでも1人1台体制が徐々に構築され始めた頃の発売です。
当時、ニコンではSONY製などのビデオカメラ用CCDを利用した業務用のデジタルカメラを製造していましたが、一般向けのクールピクスシリーズとしては、1996年に発売されたCOOLPIX-100が初の製品となると思われます。
★本体の上部の写真。撮影枚数表示用の液晶や各種の設定ボタンが並ぶ。

すでに先行するカシオのQVシリーズやフジフィルムのクリップイットなどとの差別化の意味もあったのでしょう、本体が縦長でPCカードメモリーと一体となった面白い形をしています。
★本体のカバー(電池室を兼用している)を外すとPCカードメモリーが出現する。

また、この頃からノートパソコンによるモバイルカードなどが普及し、外出先からノートパソコンで書類や原稿を送信するようなことができるようになったことから、写真を撮影して面倒なケーブルなどの接続無しに、ノートパソコンのカードスロットに本体を差して即送信できるというのはある意味画期的なカメラだったのかもしれません。
今となっては、当時の何百倍もの解像度で撮影した写真をそのまま携帯電話やタブレット端末からブログ等に直接送信できるのですから便利になったものです。
画質については、現在では子供用のおもちゃのデジカメのほうがよっぽど良い写りをしていますが、さすがはニコンの製品です。当時、各社は少しでもコストダウンをするため、色々な機能を省いていたにもかかわらず、この製品ではストロボやマクロ撮影、赤目防止機能、セルフタイマーなど一通りの機能は備えていたので、一部の報道関係者や海外出張が多いサラリーマンなどのハードユーザーも結構使っていたようです。
★ファインダーを覗いたところ。薄い黄色の補正ラインの画面が正方形に近いのが分かります。

残念なのは、ビデオ用のCCDを改良して使用していたため、画像の縦横比がほぼ正方形になることです。
今となっては、逆に6×6cmのブローニー判のカメラで撮影したようなレトロ感がありますが、当時としては高性能なCCDはビデオ用しかなかった時代なので仕方がないですね。
この後、各社からデジカメ専用のCCDが次々に開発され現在では1000万画素を超えるCCDを搭載したコンデジが数千円で買えるという時代になりました。
★クールピクス100で撮影したサンプルです。


★パソコンのPCスロットに差すと、リムーバブルディスクとして認識されます。容量は約1MBたらず。

ニコン・クールピクス 100 (E100) 仕様
CCD:1/3インチ33万画素、正方格子型全面読み出し方式
画素数:512×480ドット
レンズ:焦点距離6.2mm(35mm換算52mm相当)、F4、固定焦点
マクロ:レバー切り替え式
撮影距離:標準 0.65m~無限大/マクロ 14~23cm
ストロボ:内蔵
メモリー:PCMCAカードメモリー方式、容量約1MB
画素数:512×480ドット
レンズ:焦点距離6.2mm(35mm換算52mm相当)、F4、固定焦点
マクロ:レバー切り替え式
撮影距離:標準 0.65m~無限大/マクロ 14~23cm
ストロボ:内蔵
メモリー:PCMCAカードメモリー方式、容量約1MB
*******************************************************************************
********************************************************************************