本日は久しぶりにオーディオのご紹介です。
 ソニー製のモノラルラジカセCF-1880「スタジオ1880 オン・エアー」です。
 
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 先日、某オークションにて落札したものですが、ラジオは○でカセットが×という品物でした。
 
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 ネットで調べてみるとSONYから1975年昭和50年に発売されたようです。
 この時期のカタログにはモノラルラジカセの金字塔とも言うべきCF-1980「スタジオ1980」が掲載されています。
まさに、モノラルラジカセが絶頂期の製品です。
 この1880の特徴はなんと言っても本体右側に取り付けられたFMワイヤレスマイクでしょう。
 東芝のアクタスや松下(現Panasonic)なども似た様なワイヤレスマイクを内蔵したラジカセを発売していましたが、それらの中ではこの1880は1980の陰に隠れてあまり目立たない機種だったように思います。
 私自身、ネットで見るまで知りませんでした。(笑!!)
 
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 さて、自宅に到着した1880ですが、外見上は本体裏側にあるアクセサリーポケット(イヤホンを収納するスペース)のフタが取れてなくなっていましたが、アンテナも折れや曲がりも無く、付属もワイヤレスマイクもちゃんと作動していました。
 ラジオはAMとFMの2バンドですが、この当時のラジカセらしく、下手な単体ラジオよりも感度抜群で受信してくれます。
 問題のカセット部ですが、早送りと巻き戻しはリールが動くものの、再生ボタンを押すと、巻き取り側(左側)のリールが回転しません。
 キッャプスタンは回転していて、ローラーも動いているのですが、リールが回転しないと、テープが大変なことになってしまいます。
 とりあえずカセットテープを入れて音出しをすると元気に鳴りました。
 どうやら問題は、このリールの回転だけのようです。
 本体を裏返して、ネジを5本外すと裏蓋が外れます。内部のネジを数本外してメインのゴムバンドを新しいものに交換しました。
 再度再生ボタンを押しますが、やはりリールが回転しません。
 今度は、正面のカセットホルダーを取り外して、カセットの残量を調べる窓部分のオレンジ色のシールが貼ってある板状のカバーを外してみます。
 すると正面からリールの回転する姿が見えるようになりました。
 この状態で、早送り、巻き戻しをチェックして、再度プレイボタンを押します。
 この時気が付いたのは、巻き取り側のプーリーに接触して回転させると思われるシャフトの動きが鈍くて、再生時にリールまで届いていないために回転しないことを発見しました。
 このシャフトは、通常はリールの回転のために接触していますが、ポーズ「一時停止」ボタンを押すと、離れて回転を止めるという役割があるため、多少の遊びがあり、グリスなどの油脂類が硬化して動きを鈍くしていたようです。
 秘密のスプレーでグリス部分を洗浄しましたが、まだ動きが鈍いため、このシャフトと隣の金属部品の間に硬質ウレタンを切ったスペーサーを挟みこんでみました。
 するとプレイボタンに連動してこのシャフトが巻き取り側のプーリーに接触するようになり、無事にカセットの再生が出来るようになりました。
 
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 各部の清掃をして、再度組立をして、カセットを聴いてみるとこちらも元気に再生するようになりました。
 最後にワイヤレスマイクの周波数が78mhzとベイFMに重なっていることから、マイクロホン側の周波数調整ダイヤルを使って77mhz側にずらして整備を完了しました。
 その後の調査で、このワイヤレスマイクは、コードをつなげてワイヤードマイクとして、また、外部入力端子にCDプレーヤーなどをつなげると、CDの音声をFM電波で飛ばすトランスミッターにもなることを知り、近いうちにAM・FMラジオしかついていない業務用の軽ワンボックス車内でポータブルCDの音声をFMに飛ばして聞いてみようと思いました。
 このラジカセ、知れば知るほど「おいしいシロモノ」でした。
 
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