皆さんは、鉄道小(手)荷物(チッキ)のことを知っていますか?
すでにJRではこのような取り扱いは無くなってしまいましたが、昔、国鉄時代に旅行する時の手荷物や田舎から都会に下宿している子供へ荷物を送るときなどに利用されていた、今で言う宅配便の鉄道版のようなものです。
今日、部屋の整理をしていたら、学生の頃実習で北海道の別海町に行った帰りに今は無き国鉄標津線の別海駅から地元の石岡駅まで荷物を送った鉄道小荷物の切符が出てきました。

現在の駅は、合理化が進んで改札も自動改札になってしまったり、ローカル線では駅員そのものが無人化されていなくなっていますが、国鉄時代には、よほどの小さな駅でさえも駅員が常駐して、駅の業務を行っていました。
その中の一つに鉄道小荷物の取り扱いがあり、お客さんから預かった荷物を列車に積み込んだり、あるいは到着した荷物を降ろしたりという作業があったのです。
私も高校生の頃に旧国鉄の駅でアルバイト(正式には臨時雇用員と呼ばれた)をしていた時にこの手荷物業務をしたことがあります。
薄っぺらな複写式の切符(今で言う宅配便の伝票)を記入して荷物に荷札が貼られ、荷物列車が到着するまで保管されます。
宅配便との大きな違いは、駅から駅までしか運ばれないので、荷物が届いたら受取人は最寄の駅まで荷物を取りに行かなければなりません。
特に生ものなどを贈った時は、よほど注意して駅に到着したらすぐにとりに行かないと、クール便も無いので、品物が傷んでしまいますが、用事があって駅に取りに行かなければいつまでたっても荷物は駅の片隅に置かれたままです。
当時は、自宅まで配達されるのは郵便と新聞と牛乳ぐらいなモノですからそれが当たり前だったのでしょうが、人々の暮らしが豊かになると何でも自宅まで届けてもらうのが当たり前になってしまったようです。
宅配便から始まり、今ではパソコンやスマートフォンから注文したものが何でも届く時代となりました。
このような生活が当たり前になると、デパートやショッピングセンターに買い物に行くこと自体がある意味動物園やテーマパークに行くのと同じような感覚になってきているのかもしれません。
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