先日、ネットの某オークションにて落札したSONY製ラジカセCF-1160です。

名機として知られるCF-1150の後継モデルで、キャリングベルトが金属製のハンドルになり、キューマーカーの機能が追加されています。

資料によると昭和51年(1976年)1月21日発売となっています。

今からざっと40年前の製品になります。
大きさは、写真でもわかるように幅と高さがカセットテープ約2個分とコンパクトです。
しかし、この当時のSONY製品らしく、手抜きは一切ありません。
この小ささなのに重さは2.3kgもあります。

手で持つとまさに「ずっしり」とした重量感を感じることが出来ます。
また、機能的にもラジカセとしての基本的な機能に加えて、ウォークマンなどの携帯型カセットプレーヤーが装備していたアンチローリングメカも内蔵しており、持ち運びながら聞いても音がふらつかないと言う機能も内蔵していました。
ソニーのお家芸ともいえる「軽薄短小」のうち重さだけは重たい製品ですが、その重さがかえって小型スピーカーの貧弱な音質を少しでも改善している思われますし、何よりもこの重さが、当時の定価39800円の裏付けとなっているのでしょう。
ちなみに当時の大卒初任給はやっと10万円のラインに届く水準でしたから、この価格が小型のラジカセとしてはいかに高価な商品だったかを物語っています。
残念ながら、カセットについては、現在ベルトが伸びきっているため不動ですが、開腹して何とか復活しようと考えましたが、小型がゆえに中身はラッシュアワーの車内なみの密集した回路配置となっていて、おいそれと分解してベルト交換とは行かないことがわかりました。

また、アンチローリングメカが付いているので単純にモーターからフライホイールへのベルトを交換するというわけには行かないことも分かりました。
当面は、ラジオ専用機として活躍してもらいます。
それにしてもこのラジカセの塗装はつや消しのブラックでなかなか渋いです。

いつ見ても昭和50年代から60年代にかけてのソニー製品の完成度の高さは他のメーカーを寄せ付けない魅力がありますね。
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